脳と腸の親密すぎる関係性

腸活

「脳腸相関」という言葉を皆さんはご存知ですか?

「腸は第2の脳」とよく言われますが、具体的にどんな影響があるのでしょうか?

今回は腸と脳がどのようにしてお互いに影響し合っているのか、

そして、個人的な考えですが「実は腸が第1ちゃうん?」ということにも言及したいと思います。

 

最近、腸活についてはインスタのストーリーで発信していますので、是非ご覧ください。

 

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私たちは1人で生きているわけではない

ほとんどの動植物は小さな細菌と「共生」しています。

人間も例外ではなく、皮膚や粘膜に細菌がたくさんいます。

 

「人間」と言える部分は10%程度しかないとも言われています。

1つの細胞に9つの細菌が乗っているらしいですよ(*1)。

 

細菌と聞くと「汚い」「病気になる」とイメージを持たれるかもしれませんが、細菌がいないと生きていけません。

 

【細菌の役割例】
◇免疫機能の維持
◇食べ物から栄養を吸収
◇防臭
◇ホルモン分泌 など

 

そして、細菌には大きく分けて3種類あります。

私たちの代謝や栄養吸収、免疫機能を助けてくれる善玉菌。

病気や不調の引き金になる悪玉菌。

普段は特に何もしないけど、風向き次第でいろいろ働く日和見菌。

 

悪玉菌もゼロではいけません。

悪玉菌も善玉菌も日和見菌も、みんなでバランスを取って共生して上手く循環します。

 

ちなみに、昨今のコロナウイルス騒動で過剰なまでの手洗いと除菌が流行っていますが、これをするとウイルスは撃退できるかもしれませんが、私たちの健康維持に一役買っていた常在菌(善玉菌)まで撃退してしまいます。すると、逆に免疫力が下がってしまったり、別の病気にかかりやすくなったり。

 

少し話が逸れました。

腸も例外ではなく、大腸には約100兆匹の細菌。小腸には約1万匹の細菌が住んでいます。

これらを腸内細菌と言います。

腸内細菌のはたらきはいろいろありますが、今回知ってもらいたいのは1つだけ。

それは

「神経伝達物質(ホルモン)の分泌をする」

ということです。

ドーパミンやセロトニンの〇割が腸から出ている

神経伝達物質(以下:ホルモン)であるドーパミンやセロトニンは、脳に働きかけ、私たちの感情に影響を与えると考えられています。

私たちがリラックスしたり、イライラしたり、幸福感を得たりするのは、こういったホルモンの仕業です。

感情は脳から生起するというのが主流の考えなので、多くの人がドーパミンやセロトニンは脳から分泌されているだけだろうと思われがちです。

 

しかし、

ドーパミンやセロトニンの7~8割は腸から分泌されているのです!

 

脳から分泌される量は全体の1割にも及びません。

これすごくないですか?

 

では、どのようにして腸からホルモンが分泌されているのでしょうか。

大きく分けて2種類です。

 

1.腸内細菌が分泌
2.腸内細菌のはたらきで分泌が促進される

 

分泌されたホルモンが脳に到達すると、精神面に変化が現れます。

また、こういったホルモンが出て幸せな気分になると、もっと欲しくなります。

「もっと欲しいからこれを食べよう」「こんな行動を取ろう」と知らず知らずのうちにしてしまうのが人間です。

 

そう考えると、行動まで腸から支配されているのかもしれませんね。

だとすれば、「私」の感情や行動は「私一人」によってコントロールされているのではなく、共生している菌たちとの総意が脳で処理され、表出したものなのかもしれないなぁって考えさせられます。

 

実際、腸内環境を整えてあげることで、情緒面が落ち着くということが分かっています。

荒廃した腸内環境ではホルモン分泌や後述する自律神経の働きが悪いため、精神的な不安定をもたらします。

腸は脳に次ぐ神経細胞の多さ

腸には約1憶個の神経細胞があります。

これは脳の1000~2000億個に次ぐ多さです。

このことからも、腸が体の中でいかに重要で、脳と密な連携を取っているかが想像できます。

 

特に自律神経を介した脳と腸のやり取りは密なものです。

 

【自律神経】
交感神経と副交感神経2種類がある。
◇交感神経…興奮や覚醒
◇副交感神経…リラックスや安らぎ

 

ストレスの溜まる環境でイライラしたり、不安になったりすると、自律神経の働きが狂い、腸に不調が出ます。

分かりやすい例が便秘と下痢です。

基本的に、副交感神経(リラックス)が優勢になると排便が促され、交感神経(興奮や覚醒)が優勢になると便意が収まります。

 

緊張する場面では強いストレスを受けます。

体を落ち着けようとして副交感神経が過剰になってお腹が緩くなります。

逆に慢性的にストレスを受け続けると交感神経が有意になって便秘になります。

これは脳から腸へ影響を及ぼすパターン。

 

逆も然りで、腸が下痢や便秘になるとイライラや不安など情緒の不安定さをもたらします。

腸内環境を整えてあげることでそういったものが解消され、脳の働きも良くなり、目覚めも良くなり、快適に過ごすことができます。

 

このように、腸は脳よりもホルモンを盛んに分泌し、脳に次ぐ神経細胞の数で密な連携を取り私たちの心と体に影響を与えています。

腸は脳以外とも影響を及ぼし合う

腸は脳以外の臓器とも影響を及ぼします。

例えば肺。

肺と言えば呼吸ですね。

 

自律神経を手っ取り早くコントロールする方法の1つが呼吸です。

交感神経が優勢の時は、呼吸は浅くて速い。

副交感神経が優勢の時は呼吸は深くてゆっくりです。

 

呼吸をゆっくりにしてあげることで排便を促し、便秘を解消することができたり、呼吸を整えることで副交感神経の過剰な興奮が緩和されて、試合本番の下痢予防にもなります。
その一方で腸内環境が劣悪で交感神経がずっと優勢だと、呼吸の速さにも影響が出ます。

【勝手に提唱】腸が第1の脳説

腸は第2の脳と言われますが、もはやファーストは腸じゃないかと思う時があります。

それを提唱する人もいます。

先ほどのホルモンや自律神経の話もそうですし、私たちの行動や感情、体調は想像以上に腸から支配を受けています。

(今回の内容以外にもたくさんあります)

もちろん脳は複雑な情報処理に長けています。

ですが、もっと根源的な「これがしたい」という生き物としての欲求は腸から来ているのではないでしょうか。

 

ミミズやヒトデのような、脳を持たない生物にも消化管(腸)はあります。

生物は元をたどればその状態から進化してきました。

生物の目的は1つ。

食べて、成熟して、生存し、種を残すこと。

腸にもっと効率的に栄養素を送るために、腸から神経を伸ばし、ホルモンを分泌し、そのうちに様々な臓器や脳ができたのかもしれません。

 

また、今でこそ感情や魂は脳に宿ると考えられていますが、古来の日本人や古代のギリシアでは魂は腹に宿ると考えられていました。

実際、腹と感情や考えを絡めた言葉は多いですよね。

「腹を割って話す」「腹黒い」「腹を立てる」など。

昔の武士の切腹もそうです。

「私の魂に濁りは無い、腹の中を見せちゃる」というわけで、魂の宿る腹を切っていました。

昔から人は何となく、気づいていたんじゃないでしょうか。

最後に

まあ、何が言いたいかと言うと、、、、

結局は食べたものが血となり肉となる。

食べるものには責任を持とう!

 

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